占拠ムーブメントは今後どこを目指すのだろうか。
市民集団が、暴力に訴えることなく民主主義と経済正義を勝ち取った、
他国の例を考察してみたい。
たとえば、スウェーデンとノルウェーは1930年代、
長い非暴力の苦闘の末に大きなパワーシフトを経験した。
「1%」のクビをはね、新たなしくみを作り上げるのに成功している。
両国に共通するのは、極度の貧困の歴史である。
「1%」の管理下にあったころ、飢餓に耐えかねて国外に移住した人も多い。
そのような状況から、労働者階級のリーダーシップが両国の経済を頑強に立て直した。
大学教育を無料で受けられ、貧困地区は撲滅され、手厚い健康保険が提供され、
誰も仕事を失うことのない社会基盤がつくられた。
CIAの「ワールド・ファクトブック」は両国の現在を「望ましい生活水準」であると認めている。
とはいえ、どちらの国もユートピアではない。
左派の知識人には、スウェーデン、ノルウェー社会はまだまだ公正でないと考える者もいる。
けれど、1959年に初めて一学生としてノルウェーを訪れたアメリカ人活動家から見ると、
かれらの偉業に驚嘆するほかない。
Recent comments